E

目次

1        はじめに

1.1        本書の目的

1.2        本書における記法

1.3        はいぱーワークブック

2        システム概要

2.1        システム概要

2.2        教育用計算機システム相談員

2.3        利用上の注意

3        アカウント

3.1        アカウントとは

3.2        UTokyo Account

3.3        アカウントの新規発行

3.3.1        UTokyo Accountを持つ学生

3.3.2        UTokyo Accountを持つ教職員

3.3.3        UTokyo Accountを持たない教職員・学生について

3.4        アカウントの継続利用

3.5        アカウントの失効

3.6        学生ユーザの休学中のアカウント

3.7        講習会用アカウント

3.8        (参考)UTokyo Accountで利用可能なシステム

4        パスワードの変更

5        電子メール

5.1        ECCS2021のメールシステム

5.2        ECCSクラウドメール

6        個人ファイルの容量制限

7        システム環境の利用

8        端末

8.1        概要

8.2        電源の入れ方

8.3        キーボード

8.4        入出力環境

9        端末の利用(Mac環境)

9.1        ログイン

9.2        言語環境設定

9.3        日本語入力

9.4        ログアウト

9.5        電源の切り方

9.6        二重ログインの禁止及び画面ロック

10        端末の利用(Windows環境)

10.1        Windows 10へのログオン

10.2        Windows 10からのログオフ

10.3        電源の切り方

11        Chromebox端末の利用

11.1        事前作業

11.2        電源の入れ方

11.3        ログイン

11.4        利用方法

12        外部からのECCSの利用

12.1        リモートアクセス環境

12.2        SSHサーバ

13        WebDAV環境

13.1        ウェブブラウザを用いたWebDAV環境の利用方法

13.2        ProselfのWeb公開

13.3        Proselfの受け取りフォルダ

13.4        Proselfのメール認証

14        利用できるアプリケーション

15        印刷環境

15.1        ECCS端末からの印刷

15.2        ECCS端末以外のパソコンからの印刷

15.3        USBメモリからの印刷

15.4        IPP印刷の設定方法

15.4.1        プリンタドライバのダウンロー

15.4.2        既存プリンタの削除

15.4.3        プリンタの追加

15.4.4        プリンタドライバのダウンロード

15.5        Webアップロード印刷の方法

15.5.1        Webアップロード印刷サイトへの接続と印刷データのアップロード

15.5.2        印刷データのアップロードの結果確認

15.5.3        アップロードしたデータの印刷

15.6        ECCS複合機のその他の利用について

15.7        保守管理について

15.8        印刷環境における注意制限事項

15.8.1        共通事項

15.8.2        オンデマンドプリントに関する注意制限

15.8.3        USBメモリプリントに関する注意制限

15.8.4        印刷における注意制限

15.8.5        その他

16        ユーザ携帯端末接続環境

16.1        無線接続環境について

16.2        設定情報

17        端末の配置等

17.1        端末の配置

18        各種サーバのホスト名(URL,IPアドレス)

19        各種制限値一覧

20        関係規則

20.1        教育用計算機システム利用規則

20.2        分散配置端末運用内規

20.3        情報公開ガイドライン

20.4        東京大学情報倫理規則

20.5        東京大学情報倫理運用規程

20.6        ソフトウェアの違法なコピー・公開に対する注意

20.7        UTokyo Microsoft License

21        ECCSに関する広報および窓口

 

  1. はじめに

  1. 本書の目的

東京大学情報基盤センター(以下「センター」という)は,本学学生(大学院生,研究生を含む)・教職員のために教育および教育・研究における情報アクセスの基盤環境として「教育用計算機システム」(ECCS,以下「ECCS」という)を運用している.

この「利用の手引」は,ECCSを利用しようとするとき,特に注意しなければならないことと,ECCSに固有な内容をまとめたものである.教職員向けには補足説明を

  https://www.ecc.u-tokyo.ac.jp/lecturer/index.html

に広報しているので参照してほしい.本システムに固有ではない使用法は,本書では説明をしない.

  1. 本書における記法

本書での表記法を以下に説明する.テキストによる表示,入力は,以下のように表す.

ウィンドウシステムにおけるマウスを用いた操作を記述する場合には,以下のように表記する.

  1. はいぱーワークブック

1年生向けに開講されている講義「情報」の自習用補助教材として「はいぱーワークブックプロジェクト」により作成されたもので,

https://hwb.ecc.u-tokyo.ac.jp/

でアクセスする.内容は,現在でも継続的に更新されており,ECCSを利用する上で有用な情報があるのはもちろんのこと,インターネットをはじめとする「読み,書き,そろばん」的な意味での「コンピュータ・リテラシー」を自習することができるので参考にしてほしい.


  1. システム概要

  1. システム概要

ECCSは,駒場地区では,教養学部情報教育棟(以下「情報教育棟」という),駒場図書館に端末を配置している.本郷地区では,センター建物内(ただし2021年度は耐震工事の関係でキャンパス外の本郷三丁目ビルに設置)・福武ホールのほか,総合図書館,各学部/研究科の約20箇所に配置している.また,柏地区の柏図書館にも端末を配置している.以下,情報教育棟及びセンター建物内・福武ホール「以外」に配置するこれらの端末群を「分散配置端末」という.分散配置端末の詳細は「16.1端末の配置」を参照してほしい.

端末はiMac(場所によってはMac mini)が配置されており,端末を起動する際にOSをmac OSとWindowsから選択することができる.

なお,mac miniのディスプレイは,ノートPCなど各自が持ち込んだ端末の映像出力先としても利用が可能である.

また,各種サーバ(上記端末を使用するためのサーバ,Webサーバ等)を本郷センター,駒場情報教育棟の建物内に設置している.

これらのサーバの一部は,各学部/研究科・学科/専攻やユーザ個人が自宅に所有する機器等から,UTNET(学内ネットワーク)とインターネットを通じて利用可能である.

・システム構成イメージ

 


  1. 教育用計算機システム相談員

教育用計算機システム相談員とは,ECCS に関するユーザからの質問や相談に対応する,本学学生によるアルバイトスタッフである.

詳しくは以下のページを参照のこと

https://www.ecc.u-tokyo.ac.jp/system/sodan.html

  1. 利用上の注意

ECCS は以下の点に注意して利用すること.この注意は,ECCSの健全な運用とシステム提供者としての社会的責任を果たすためにセンターがまとめたものである.利用開始前にこの注意をよく読み,規則違反をしないように注意深く利用すること.

端末室は自習用途で開放されていることが多いが,オンライン授業の受講等が許可されている場合もある.各端末室の運用方針に沿って利用すること.

ECCSを利用する場合は,必ず上記事項を守ること.なお,違反した場合,状況次第では最高情報セキュリティ責任者によって「利用機能の制限」や「アカウントの停止」を含めた措置の決定手続きが行われる.違反の内容によっては,これに加えて,所属学部・研究科における処分や刑事/民事等の社会的な処罰を受ける可能性もあることは,いうまでもない.


  1. アカウント

  1. アカウントとは

情報システムや情報サービスを利用する権利のことを,一般にアカウントと呼ぶ.利用しようとする者が利用権を持つ者であるかを確認する手段としてはいろいろな方法があるが,ECCSでは,

上記2つの対で確認をとる仕組みを採用している.この利用権を確認する操作や利用権の有無を確認する仕組みを「認証」という.また,狭義にはこのユーザ名とパスワードの対をさして「アカウント」と呼ぶこともある.

利用権をもつことの証明としてユーザ名/パスワードを発行しているのであり,本人以外への貸与/譲渡は利用規則に違反する.利用権を持つ者のアカウントを他者が無断で使う行為は,法律にも違反する.

ECCSのアカウントは UTokyo Account(3.2 UTokyo Account) と連携しており,UTokyo Account にECCSの利用権を付与することで有効となり,ECCS各サービスが利用可能となる.

  1. UTokyo Account

 UTokyo Accountは,ECCSを含む本学の教育に関わる情報システムを,教職員・学生が統一アカウントで利用できるようにするためのアカウントサービスである.UTokyo Account に対応した学内の各情報システムは,全て同じユーザ名とパスワードで利用できる.UTokyo Accountで利用できるサービスなどの詳細は,情報システム本部によるサイト (以下「UTokyo Accountのページ」とする)を参照してほしい.

 https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/administration/dics/service/account.html

 または検索サイトで「UTokyo Account」を検索

  1. アカウントの新規発行

ECCSのアカウント発行対象者は,以下のとおりである.

  1. UTokyo Accountを持つ学生

多くの学生は入学時の手続きの中でUTokyo Accountを受け取っている.UTokyo Accountを持つ学生が,新規にECCSの利用を希望する場合,各自でオンラインの新規利用者講習(後述)を受講する必要がある. 

ITC-LMS(学習管理システム: https://itc-lms.ecc.u-tokyo.ac.jp/)にアクセスすると,オンラインの新規利用者講習を受講できる.UTokyo AccountでITC-LMSにログインすると表示される「ECCS 新規利用者講習会」から受講すること.なお,既に ECCS の利用権を持っている場合は,「ECCS 新規利用者講習会」は表示されない.オンラインの新規利用者講習を受講した場合,受講後約1時間で ECCS を利用可能となる.オンライン講習について詳しくは,オンライン新規利用者講習の受講方法 / How to take the "ECCS Online New User Information Seminar" (https://www.ecc.u-tokyo.ac.jp/onlineseminar.html ) を参照してほしい

ITC-LMS には学内,学外いずれからもアクセスが可能なので,例えば自宅や携帯端末からでも受講できる.ネットワーク環境がない場合は,学内にある ECCS の分散配置端末 (8 端末を参照) にゲストとしてログインし受講することも可能である.

  1. UTokyo Accountを持つ教職員

  教職員は,UTokyo Account の申請メニュー(IDワークフロー, https://idm.ecc.u-tokyo.ac.jp/idworkflow/) の「申請書作成」メニューの中から「ECCS利用申請書」を申請すること.

  1. UTokyo Accountを持たない教職員・学生について

現在UTokyo Accountを持っていない場合,持っているかどうか分からない場合であっても,所属する学部・大学院研究科によっては,UTokyo Accountが発行されることがある.教職員であれば所属部局の人事情報システムの部局担当者に,学生であれば所属部局の教務担当者にそれぞれ確認してほしい.

東京大学から身分証明証を発行されていない本学の構成員(e.g. 一部の部局の「出入り許可」など)には ECCS 利用権を付与していない

  1. アカウントの継続利用

アカウントの利用期間 (有効期間) は年度末 (3月末日) までUTokyo Account が継続される限り自動更新である.

また,アカウントの利用期間とは別にパスワードにも有効期間が定められている.同じパスワードを続けて利用できる期間は1年間であり(パスワードを変更すると有効期限が1年間延長される),有効期限を過ぎるとシステムにログインできなくなるため,注意が必要である.このパスワード有効期限はUTokyo Accountに従う.最新の情報はUTokyo Accountのページを参照すること.

学生は本学に在籍している間,特別な手続きをすることなく,ECCS のアカウントを継続して利用できる.前期課程から後期課程への進学,大学院への進学であっても,アカウントは継続される.3.3.1 UTokyo Account を持つ学生で述べた新規利用者講習を改めて受講する必要は無い.

ECCS利用権の継続利用を希望するユーザは特段の手続きを行うことなく自動的に翌年度3月末まで有効期限が自動更新される.

 

 

  1. アカウントの失効

ECCSは,東京大学の構成員に対してサービスを提供するものであり,卒業,修了,退学,異動,退職等により本学の籍を失った場合には,年度の途中であってもその時点で利用資格を失うこととなり,アカウントは速やかに停止される.

これは UTokyo Account の仕様による.なお,本学を卒業,修了した学生にはECCSの各サービスを提供していない.また,本学から他大学等へ異動した教職員にも(名誉教授を除いて)サービスを提供していない.

  1. 学生ユーザの休学中のアカウント

2019年度までは学生が休学した場合,ECCSの利用が一時停止され,ECCSに関連するサービスが利用できなくなっていたが,2020年度より休学中も在学中と同様に利用できるようになった.詳しくは休学時のECCSの利用一時停止措置の廃止について【終了】(https://www.ecc.u-tokyo.ac.jp/announcement/2019/11/29_3066.html)を参照してほしい。

  1. 講習会用アカウント

ECCSの利用を前提とした講習会等において,そのときのみ使用できる臨時のアカウントを発行する.但し,アカウント数に応じた利用負担金を支払う必要がある.詳細はECCS広報サイトを確認するか,ECCS窓口まで問い合わせてほしい.

  1. (参考)UTokyo Accountで利用可能なシステム

2021年4月現在,UTokyo Accountで利用可能なシステムのうち,ECCSにも関連がある主な外部サービスを以下に列挙する.これらのシステムが使えなくなった場合には,UTokyo Accountが失効している可能性がある.但し,システムによっては,アカウントを持つだけでなく特定の学部に所属していることを求めたり,利用時に暗証番号の入力を求めたり,といった条件を課している.利用方法など各システムの詳細については,それぞれの問い合わせ先に確認してほしい.

なお,上記以外にもUTokyo Accountで利用可能な学内の情報システムがあるが,詳しくは当該情報システムの管理者に問い合わせてほしい.一方,もしUTokyo Accountの入力を求める不審な情報システムを見つけたら,速やかに情報システム本部(ECCSシステムに関する場合は情報基盤センター)に連絡してほしい.


  1. パスワードの変更

パスワードには有効期限が定められており,同じパスワードを続けて利用できる期限は1年間である.有効期限を過ぎるとECCSにログインできなくなるので,有効期限内にパスワードを変更すること.パスワードの有効期限を過ぎて,ECCS にログインできなくなった場合でも,アカウント自体が有効であれば,システム上のデータを失うことは無い.

なお,パスワード有効期限は UTokyo Account の仕様に従うため,最新の情報は UTokyo Account のページで確認してほしい.

パスワードの変更は,UTokyo Accountのパスワード変更の利用者メニューから行う.詳しくは,情報システム本部のサイトを確認してほしい.なお,UTokyo Account の新規発行時に配布される通知書に記載されたパスワードではECCS各サービスを利用できない.ユーザ自身で他のパスワードに変更する必要がある(窓口でのパスワード再発行時も同様).

https://www.u-tokyo.ac.jp/adm/dics/ja/account.html

ECCSでは,利用開始に必要なパスワード変更作業を行うため,専用のアカウント (以下「ゲストアカウント」という) を用意している.ゲストアカウントで利用できるのはECCS端末の Mac 環境のみ

ゲストアカウントを用いたパスワード変更方法

  1. (端末の電源が入っていない場合は) 端末の電源ボタンを投入して Mac のログイン画面を表示する.電源ボタンはiMacであればディスプレイに向かって左の裏側付近,mac miniであればディスプレイ背面にマウントされた本体の上側にある.
  2. ログイン画面に記載されているユーザ名とパスワードを入力して,Mac 環境にログインする.Windows 環境のログイン画面が表示されている時は再起動を行う.
  3. ログイン後しばらく経つと,Mac 環境の標準ウェブブラウザ Safari が起動して,ゲストアカウントで利用できるURLリンクの一覧が表示される.
  4. UTokyo Account パスワード変更(利用者メニュー)のURLをクリックし、 LDAP Manager User Profile Maintenance の画面が表示されることを確認したら,通知書に記載されているユーザ名とパスワードを入力してログインする.

  1. 左のメニューから ユーザパスワード変更 (言語を English にした場合は "Password Change") を選択して,パスワードを変更する.表示されている注意事項を確認する.

   

  1. 作業が完了したら,必ず LDAP Manager User Profile Maintenance からログアウトして,Mac 環境からもログアウトする.Mac 環境からログアウトするには,画面左上の林檎のマーク (アップルメニュー)から,ログアウトを選択する.

パスワードを紛失・失念した場合,事前に個人のメールアドレスを登録していれば,UTokyo  Accountのページからリセットできる.学生は学務システムから,教職員は人事情報システムからメールアドレスを登録できる.詳しくはUTokyo Accountのページで確認してほしい.

メールアドレスが未登録であったり,登録したメールアドレス宛のメールを読めない場合は,自分の所属する学部・研究科(教育部)等の窓口で,パスワード再発行手続きを行う必要がある.手続きは以下の場所でも行うことができる.

本郷地区:

駒場地区:


  1. 電子メール

ここでは,ECCSの電子メールサービスが一般のインターネットサービスプロバイダや学部/研究科,学科/専攻,研究室等で用意している電子メールサービスと大きく異なる部分を記述する.

  1. ECCS2021のメールシステム

教育用計算機システム(ECCS2021)では,「ECCSクラウドメール」というメールサービスを提供しており、UTokyoAccountの利用権を持つ本学の全構成員が使用することができる.なお、従来教職員向けに提供してきた「ECCS教職員メール」は2020年2月以降のアカウント新規発行を停止しており,2020年7月に既存のユーザをECCSクラウドメールへ移行を行った.    

  1. ECCSクラウドメール

サービスの概要は以下の通りである.

・Google Workspace for Education (https://edu.google.co.jp/intl/ja/)の機能の一部であるGmailを用いたメールサービスである.

・メールドメインは「g.ecc.u-tokyo.ac.jp」で,ローカルパート(メールアドレスのうち@より左の部分)は姓名プラス数字,またはランダムな英数字による初期設定がされている.各自でUTokyo Accountの利用者メニューから変更可能.

・メール利用時のパスワードは,ECCS利用者メニュー((https://idm.ecc.u-tokyo.ac.jp/webmtn/)  から設定する.ただし,UTokyo Accountのセキュリティを確保するために,ECCSクラウドメールではUTokyo Accountのパスワードとは異なるパスワードを設定しなければならない.

・ UTokyo Account のアカウントを持っていれば,教職員・学生にかかわらず利用可能.

・PCや端末からのメールの利用方法は一般的な Gmail とほぼ同様なので,Google 社が提供するヘルプなどを参照してほしい.

 ECCS 利用者メニューのECCSクラウドメール情報表示画面イメージ

  1. 個人ファイルの容量制限

文書やレポート,ソースプログラム等の個人ファイルは,ファイルサーバ内に保管される.

膨大なユーザを抱えるECCSでは,広大なファイル保管領域を確保してはいるが,それでも無制限にファイルを所持して良いわけではなく,制限値を設けている.

それらの制限値については「18各種制限値一覧」を参照してほしい.

自分が現在,どのくらいの量のファイルを所持しているかは,「ECCSポータル」

https://portal.ecc.u-tokyo.ac.jp/

の「ディスク使用量確認」のリンクをクリックすることで確認できる.

限値をオーバーすると,ECCSを利用する上でさまざまな不具合が生じる可能性があるので,ファイル容量はこまめにチェックし,特に重要なファイルなどはバックアップをとっておくこと.

また,制限値に近い容量のファイルを保存すると,端末の Mac 環境 (9 端末の利用(Mac 環境) を参照してほしい) にログインした時に次のような警告画面が出るので速やかにファイルの整理を行うこと.

 


  1. システム環境の利用

ECCSでは,以下の環境を利用することができる.

Mac環境とWindows環境における主なユーザファイル領域の対応を以下に示す.

Mac環境

Windows環境

ホーム

Z:\

デスクトップ

Z:\Profiles\Desktop

書類

Z:\Profiles\Documents

Mac環境とWindows環境ではそれぞれ異なるホームディレクトリが用意されているため,ECCS端末上で立ち上げていない方のOSのホームディレクトリにアクセスする時にはWebDAV環境を利用する.

リモートアクセス環境とWebDAV環境については,インターネットにウェブブラウザで接続できる環境があれば学外からでも利用することができる.


  1. 端末

  1. 概要

●iMac 端末の外観および構成は以下のとおりである.

 

   

  ●Mac mini(Intel) 端末の外観および構成は以下のとおりである.

 


  1. 電源の入れ方

電源を入れる前に,端末の電源が切れているかを確認する.電源が入っていても画面表示が消えていることがあるので,マウスやキーボードを操作しても画面に何も表示されないことを確認する.

●iMac端末:電源を入れるには,以下のように本体左側背面にある丸い電源ボタンを押す.

 

●MacMini端末:電源を入れるには,以下のように本体右側背面中央上部にある電源ボタンを押す.

 

電源を押すと,まず以下のようなOSの選択画面(WindowsとMac環境)が表示される.

 

利用したいOSを →   ←  で選択し return  キーを押すと,選択したOSが起動して1分程度でログイン画面が出る(選択しないでいるとMac環境になる).OSの選択画面ではマウスを利用できないので注意すること.

  1. キーボード

端末には,Magic Keyboard (テンキー無し JIS)が取り付けられている.

 

  1. 入出力環境

端末にはUSBポートがあり,持参した入出力機器を接続して使用することができる.実際にはUSB延長ケーブルに機器を接続して使用する(図では左がUSB延長ケーブル,右が4極ステレオミニジャック※対応するヘッドフォン/ヘッドセット/イヤフォン/マイク等であれば入出力両方に利用可能).

 

本体右側の背面下部にある横長の挿入口はSDXCカードスロットである.SD メモリカードの仕様(縦 32mm x 横 24mm x 厚さ 2.1mm)に適合するカード,もしくはアダプタを利用すること.また,アダプタはセンターでは用意していないためユーザが各自用意すること.

 


  1. 端末の利用(Mac環境)

  1. ログイン

 

「Name」と書かれたフィールドにキーボードでユーザ名を入力する.入力を間違えた時は,間違えた文字の右横にマウスカーソルを持って行き, delete  キーを入力するとその文字を削除できる.正しく入力できたら,次に「Password」と書かれたフィールドにパスワードを入力する.「Name」フィールドから「Password」フィールドに移るには, return  キーまたは  tab  キーを入力するか,マウスで「Password」フィールドをクリックする.

パスワードを入力中は,入力文字はドット(「・」)で表示される.これは,入力しているパスワードを盗み見られる危険を減らすためである.ただ,表示されなくてもパスワード入力中の人の後ろに立たないのが礼儀である.キーボードで入力する指の動きを見て,パスワードを盗むことも可能だからである.

パスワードを入れ終ったところで, return  キーを押すか,「Password」フィールドの右端にある「→」ボタンをマウスでクリックする.ユーザ名とパスワードが正しく入力されていると,数秒後に以下のようなMacデスクトップ画面が現れる.なお,初回ログイン時のみ,デスクトップ画面が現れるまでに数分かかることがある.

 

ユーザ名,もしくはパスワードが間違っていると認証ウィンドウが横に揺れる.この場合は,再びユーザ名,パスワードを入力しなおす.

  1. 言語環境設定

Mac環境における言語環境は標準で日本語になるように設定されているが,英語に切り替えることもできる.

 

デスクトップ上の”Change to English”アイコンをクリックすると再起動のウインドーが現れる.

 

”OK”ボタンを押下し,画面左上のアップルマークからログアウトを選択する.

  

ログインし直すと以下のような英語環境に切り替わっているのがわかる.

   

  1. 日本語入力

日本語/英語の入力の切り替えはスペースキーの両隣にある変換キー(  かな  )と無変換キー

(  英数  )を押すことによって切り替えることができる.

このときに,以下のように,

  

画面右上のマークが変化するので,どのような状態になっているのかが確認できる.

この「あ」(または「A」等)マークをクリックすると現れるウィンドウ

 

によって詳細な入力設定を行うことができる.

  1. ログアウト

使用を終了することをシステムに通知する操作をログアウトするという.端末の使用を終了するのに,いきなり端末の電源を切ってはいけない.ログアウトするには,Mac環境上の動作中のアプリケーションを正しく終了する等した後で,左上のアップルマークをクリックすると現れるメニュー

 

から,一番下の「(ユーザ名)のログアウト...」を選ぶと,以下のような確認ウィンドウが現れる.


「ログアウト」のボタンをクリックか,表示されている時間が経過すると数秒後にログイン画面になる.

  1. 電源の切り方

引き続きすぐに別のユーザが利用することが予想される場合を除き,利用を終了した際に,端末の電源を切るようにしてほしい.電源を切るには,アップルマークをクリックしたときに出るウィンドウで,下から2番目の「システム終了」をクリックすると確認ウィンドウが出る.ここで「システム終了」のボタンをクリックするか,表示されている時間が経過すると数秒後に電源が切れる.

また,ログイン画面で「Shut Down」をクリックすると,10秒ほど後に電源が切れる.

まれにプログラムの異常のために,マウスやキーボードからの入力に反応しなくなり,正常なシャットダウンが行えなくなることがある.この時だけは,電源スイッチを長押し(5秒程度押したまま)して電源を切ってよい.電源が切れてから,次の電源投入まで最低5秒はおくこと.

なお,本郷のセンター,駒場情報教育棟の各演習室や一部の分散配置端末室においては,その部屋の閉室時刻に合わせて端末をシャットダウンするよう設定してある.これは,閉室時刻になっても退室しないユーザが多数いたために取られた措置である.館内放送や担当者からの閉室の指示があった場合には,(たとえ端末が利用可能であっても)すみやかに退室してほしい.

  1. 二重ログインの禁止及び画面ロック

不正使用(アカウントを他人に渡して使用させる,等)を防止するため,ECCSでは,同じアカウントで複数台の端末にログインする「二重ログイン」を禁止している.その対策として,一部を除き,端末に二重ログインをすると数分後に自動的にシャットダウンするようになっている.その際に保存していない作業はすべて消去されてしまうので十分に注意すること.

また,使用中に長時間席を離れたり,ログアウト操作を行わずに帰ってしまったりすると,自分のアカウントで他人に計算機を使われてしまう可能性があり,極めて危険である.そのため,連続して15分間マウスやキーボードの操作を行わなかった場合,自動的にスクリーンセーバが起動し,画面ロックの状態になる.元の状態に戻すにはパスワードの入力が必要になる.


  1. 端末の利用(Windows環境)

  1. Windows 10へのログオン

  

初期画面でユーザ名,パスワードを入力する.ユーザ名を入力した後,パスワードの入力に移るに

は return  キーではなく, tab  キーを押すか,マウスでパスワードフィールドをクリックする.

パスワードを入力したら, return  キーあるいは「→」ボタンをクリックする.ユーザ名とパスワードが正しく入力されていると,数十秒後に以下のようなWindowsデスクトップ画面が現れる.なお,初回ログオン時のみ,デスクトップ画面が現れるまでに数分かかることがある.

   

 

 

  1. Windows 10からのログオフ

スタートメニュー(左下のボタン)から以下のとおり「サインアウト」(=ログオフ)を選択すると,Windows 10の利用を終了することができる.

 

  1. 電源の切り方

引き続きすぐに別のユーザが利用する場合を除き,利用を終了したら端末の電源を切るようにしてほしい.電源を切るには,以下のように操作する.

スタートメニュー(左下のボタン)から「シャットダウン」を選択すると,数秒後に電源が切れる.

まれにプログラムの異常のために,マウスやキーボードからの入力に反応しなくなり,正常なシャットダウンが行えなくなることがある.この時だけは,電源スイッチを長押し(5秒程度押したまま)して電源を切ってよい.電源が切れてから,次の電源投入まで最低5秒はおくこと.


  1. Chromebox端末の利用

ECCSでは一部の場所においてChrome OSが動作する端末(Chromebox端末)を配置している.Mac miniと区別がつきにくいが,Chromebox端末には「cbx〇〇〇」といった端末名がラベルしてある.個人PCをHDMIケーブルに接続してディスプレイを利用することができる.Chromebox端末の電源を切るか,ディスプレイのスイッチで入力を切り替えて使える.

  1. 事前作業

Chrmoebox端末を利用するにはECCSクラウドメールの有効なアカウントが必要である.ECCSクラウドメールの利用開始をしていない方は,広報ページ「ECCSクラウドメール利用方法」(https://www.ecc.u-tokyo.ac.jp/announcement/2016/04/01_2159.html)に従って,準備すること.

  1. 電源の入れ方

Chromebox端末は27インチディスプレイの裏にマウントされていて,そこの電源を入れる必要がある.下の図の赤い丸の所に電源ボタンがある(場所によっては別のタイプのChromebox端末が設置されている).電源が入っている時は,ボタンのところの白いLEDが点灯する.

  1. ログイン

「ECCSクラウドメールのユーザ名(g.ecc.u-tokyo.ac.jpの前の部分)」を入力後に,ECCSクラウドメールのパスワードを入力する.2段階認証をおこなう設定にしている場合は, その認証も求められるはずである.

  1. 利用方法

Google Chromeとそのextensionとして実現されているアプリケーションが利用可能である.

  1. 終了

ログイン画面,あるいはログイン後に画面左下に電源のアイコンが出るのでそこを押すと終了となる.

  1. 外部からのECCSの利用

ECCS2021では外部からECCSの環境を利用できるリモートアクセス環境とSSHサーバを提供している

  1. リモートアクセス環境

 ECCS2021ではSplashtop Enterpriseを用いたリモートアクセス環境を提供している.

利用者はウェブブラウザ上でリモートアクセス環境に接続し,端末のMac環境と同様のGUI環境を利用可能な仕組みを提供している.

 ただし,リモートアクセス環境ではライセンスや計算機資源の関係により以下のような制限がある.

リモートアクセスを行うための準備

・ECCS利用者メニュー(https://idm.ecc.u-tokyo.ac.jp/webmtn/)にログインしてECCSリモートアクセス環境利用申請を行う

   ログイン後,左のメニューから「ECCSリモートアクセス環境利用申請」を選択する.

ECCSリモートアクセス環境を「利用する」をチェックして「保存」ボタンを押す.

毎週月曜日の早朝に,登録時期や利用状況にかかわらずリモートアクセスユーザの登録は一旦全て削除される.

引き続きリモートアクセス環境を利用する場合は,前述のECCS利用者メニューでリモートアクセス環境を「利用する」に変更して再申請を行う.

申請自体は自動的に受理されるが,システムの連携の都合上申請から実際にリモートアクセス環境を利用可能になるまでに1時間程度かかる.

・Splashtopのダウンロードサイト(https://www.splashtop.co.jp/download/index.html)から製品としてEnterpriseを選択し,各自が所有する端末のプラットフォームにあったアプリケーションをインストールすること.

     

リモートアクセスへの接続

 ・起動後の画面で以下を入力する.

  Splashtop Center: ras2.ecc.u-tokyo.ac.jp

メールアドレス: UTokyo Accountのユーザ名(数字10桁) + @utac.u-tokyo.ac.jp

画面では「メールアドレス」と書いてあるが,上記の文字列はメールアドレスとしては使えない

パスワード: UTokyo Accountのパスワード

 

・「ログイン」ボタンを押してしばらく待つと以下の画面が表示されるので,eccs2021 を押して接続

サーバの混雑状況等によって数分かかる場合がある.

 ・Mac のログイン画面が表示されたら,UTokyo Accountのユーザ名とパスワードを入力してログインする.

  1. SSHサーバ

 外部からSSH でログインして,端末のMac環境を利用できる SSHサーバ が3台ある.ホスト名は以下の通りである.

ssh01.ecc.u-tokyo.ac.jp

ssh02.ecc.u-tokyo.ac.jp

ssh03.ecc.u-tokyo.ac.jp

・SSHサーバに接続するための準備

公開鍵認証方式でのログインのみが可能である.利用したいパソコン等の環境で事前に公開鍵と秘密鍵のペアを生成する.対応する公開鍵は,RSA2(2048bit以上),ECDSA(256bit以上) である.

次に,生成した公開鍵をECCSのホームディレクトリ内の所定のファイル名で保存する.またはECCSポータル(https://portal.ecc.u-tokyo.ac.jp/)にログインして,「SSHサーバ 公開鍵アップロード」機能を利用することも可能である.

   ホームディレクトリ内の所定のファイル名:$HOME/.ssh/authorized_keys

・SSHサーバに接続

適当な SSH クライアントで,前述のホスト名のサーバに接続する.例えば,Linux や Mac OS X のターミナルソフトウェアで,ssh01.ecc.u-tokyo.ac.jp にSSH接続するのであれば,以下のように入力する.

ssh UTokyoAccountユーザ名(数字10桁)@ssh01.ecc.u-tokyo.ac.jp

ユーザ名やホスト名の指定方法は,お使いの SSH クライアントのマニュアル等を参照すること.

初めてサーバに接続する際には,サーバ上の公開鍵の fingerprintが表示される.センターのサイトで公開している fingerprint (https://www.ecc.u-tokyo.ac.jp/eccs2021/ssh_fingerprint_2021-03.txt ) のいずれかと一致することを確認すること.

sshサーバは同時に複数人が利用するので,利用者の少ないサーバを選んで利用してほしい.

・Windows 領域のホームディレクトリの参照方法

ログイン時には,Mac 環境のホームディレクトリのみ利用可能な状態である.Windows 環境のホームディレクトリ (フォルダ) を参照するには,以下のコマンドを入力する.

Windows_mount.sh

Windows環境のホームディレクトリが「~/mnt」以下に,読み書き可能な形でマウントされる.この機能を使えば,WebDAVサーバを使わなくてもMac環境とWindows環境のファイルの間のファイルのやり取りが可能になる.

・注意事項

毎日早朝 SSH サーバを再起動する.

上記の再起動までWindows領域のホームディレクトリはマウントされた状態である.

  1. WebDAV環境

ECCSでは利用者のホームディレクトリがWindows環境とMac環境とで独立している.異なる環境のホームディレクトリにあるファイルを利用する仕組みとして,ECCSではWebDAV環境を提供している.

WebDAV環境の利用は,ウェブブラウザを使ってアクセスする.

Mac環境の場合はFinderの「サーバへ接続」でWebDAV環境に接続すると不具合を引き起こす可能性があるため,CyberduckなどのWebDAVクライアント,もしくはウェブブラウザ経由でアクセスすること.

  1. ウェブブラウザを用いたWebDAV環境の利用方法

学外でもECCSのファイルにアクセスしたい場合,インターネットに接続できる環境があればウェブブラウザ経由でアクセスを行うことが可能である.

利用方法を以下に示す.

  1. ウェブブラウザのアドレス入力欄に以下のURLを入力して接続する.

アクセスしたいファイルのある環境によってアドレスが異なるため,対応したアドレスを入力すること.

◯ Mac環境へのアクセス

Mac 環境 (1号機) https://davm01.ecc.u-tokyo.ac.jp/

Mac 環境 (2号機) https://davm02.ecc.u-tokyo.ac.jp/

◯ Windows環境へのアクセス

Windows 環境 (3号機) https://davw03.ecc.u-tokyo.ac.jp/

Windows 環境 (4号機) https://davw04.ecc.u-tokyo.ac.jp/

Mac環境の1号機と2号機でURLは異なるがどちらも同じデータにアクセス可能である.

同様にWindows環境の3号機と4号機についてもどちらも同じデータにアクセス可能である.

2) ログイン画面が表示されたらECCS利用権が付与されている UTokyo Account のユーザ名(数字10桁)とパスワードを入力する.

 既に別サービスでUTokyo Accountにログインしていれば、「シングルサインオン」ボタンを押すことでそのままログインすることが可能である.

例として,Google Chrome で接続したときのログイン画面は以下のようになる.

           

3)認証に成功したらProselfの利用画面が表示される.

  1. ProselfのWeb公開

 その他,WebDAV 環境には他者とのファイルのやり取りのための以下の機能がある.適宜活用してほしい.

フォルダやファイルを Web 公開すると,そのフォルダやファイルに対してランダムに生成された URL が割り当てられる.

UTokyo Account やECCS利用権 の有無にかかわらず,そのURLにアクセスすることで Web 公開されたファイルをダウンロードすることができる.

Web 公開の設定の際に公開期限やパスワードを設定することも可能である.

  1. Proselfの受け取りフォルダ

UTokyo Account やECCS利用権を所持していない方からでも,ファイルを受け取ることができる機能である.ログイン後,新規にフォルダを作成し,「受け取りフォルダ」の設定をすることで利用ができる.

  1. Proselfのメール認証

ProselfにアップロードしたファイルをUTokyo Account やECCS利用権を所持していない方へ,メールで相手先に送信する機能がある.Web公開はランダムに生成されたURLをパスワードとともに送信することができる.Web公開時に「メール認証を利用する」のチェックを入れ,ダウンロード回数,公開日時,公開パスワード等を設定する.受信した方は,メール本文にあるURLとパスワードを利用してファイルを受け取ることができる.


  1. 利用できるアプリケーション

各環境で利用できるアプリケーションの一覧を示す.

各環境の略称は,Mac 環境を「Mac」,Windows環境を「Win」と記す.

アプリケーション

Mac

Win

備考

Firefox

ウェブブラウザ

Chrome

ウェブブラウザ

Thunderbird

メールクライアント

Microsoft Office

オフィススイート(※1)

Acrobat Reader DC

ビューワ

Google Earth

バーチャル地球儀ソフト

Remote Desktop Connection

リモートデスクトップ

dviout

DVIビューワ

Emacs

テキストエディタ

mi

テキストエディタ

TeraPad

テキストエディタ

Cygwin

GNU開発ツール

Cyberduck

FTPクライアント

Tera Term

SSHクライアント

Eclipse

統合開発環境

Visual Studio community

統合開発環境(※2)

Visual Studio Code

統合開発環境

Xcode

統合開発環境

Ruby

スクリプト言語

Python

スクリプト言語

VLC media player

動画再生

GIMP

画像編集

Inkscape

画像編集

Mathematica

数式処理

MATLAB

数値解析(※4)

FreeMat

数値解析

JMP Pro

データ解析

Eviews

データ解析(※5)

R

統計解析

Stata/SE

統計解析(※6)

Paraview

データ分析,可視化

Fusion 360

3次元CAD(※8)

Inventor Professional

3次元CAD(※7)

Maya

3次元CG制作

3ds Max

3次元CG制作(※7)

Rhinoceros

3次元デザイン(※3)

Write-N-Cite

RefWorksプラグイン

ブリッジ入門

コントラクト・ブリッジ

X264vfw

動画圧縮

Microsoft MPI

MPIライブラリ

※1 ライセンスの関係により,リモートアクセス環境では利用できない.

※2 Visual Studio Community の利用に当たっては,各自で Microsoft アカウントを取得して,利用開始時に Microsoft アカウントで Visual Studio にサインインする必要がある.

※3 同時使用ユーザ数60

※4 Mac環境とWindows環境を合わせた同時使用ユーザ数100

※5 同時使用ユーザ数50,かつ,本郷キャンパスに設置されているECCS端末のみ利用可能.

※6 同時使用ユーザ数70

※7 教育目的のみ(研究利用は不可)

※8 各自でAutodeskアカウントを取得して,初回利用時にAutodeskアカウントでサインインする必要がある.

 

フリーソフト

上の表に記載したアプリケーション以外にも多数のフリーソフトを導入している.詳しくは,

https://www.ecc.u-tokyo.ac.jp/system/software.html

を参照してほしい.

特にMac環境ではHomebrewというパッケージ管理システムを使って,多数のフリーソフトが導入されている.ターミナルから

brew list        

を実行するとインストール済みのパッケージのリストを得ることができる.


  1. 印刷環境

ECCSでは印刷機器として複合機(RICOH MP IMC3500/IMC3000 ,以下「ECCS複合機」という.)を導入している.


ECCS複合機と操作端末一式

 

  ECCS複合機               操作端末と課金装置(プリペイドカード,

交通系電子マネー)

ECCS複合機では,

  (1) ECCS端末(15.1参照)

  (2) ECCS端末以外のパソコン(15.2,15.4,15.5参照)

(3) USBメモリ(15.3参照)

からの印刷が可能となっている他,スキャン機能とコピー機能(15.6参照)が利用できる.

課金を伴う機能(スキャン以外)は,リコージャパン製プリペイドカード(コピーカード)か交通系電子マネーで利用することができる.コピーカードは,図書館,駒場の情報教育棟におかれている自動販売機や生協で売られている.

2020年4月1日現在利用できる交通系電子マネーは以下の通り.

   Suica, PASMO, Kitaca, TOICA, ICOCA, SUGOCA, nimoca, はやかけん

出力可能なサイズはA4,A3,B5,B4で,利用料金は以下の通り.

白黒(A4,A3,B5,B4とも)

10円/ページ

カラー(A4,A3,B5,B4とも)

50円/ページ

  1. ECCS端末からの印刷

  (1) 印刷ジョブを送る

   ①Mac環境からの印刷ジョブを送る場合

    ・アプリケーションの  ファイル  →  プリント  を選択する.

    ・プリンタは以下のものを選ぶこと.

      Main_Mono

      Main_Color

    ・用紙サイズは標準でA4が設定されている.A4以外で出力したい場合には

     アプリケーションによって操作は異なるが,用紙サイズの変更を行うこと.

    ・「プリント」ボタンを押して印刷ジョブを送る.

   ②Windows環境からの印刷ジョブを送る場合

    ・アプリケーションの  ファイル  →  プリント  を選択する.

    ・プリンタは以下のものを選ぶこと.

      Main_Mono

      Main_Color

    ・用紙サイズは標準でA4が設定されている.A4以外で出力したい場合には

     アプリケーションによって操作は異なるが,用紙サイズの変更を行うこと.

    ・「プリント」ボタンを押して印刷ジョブを送る.

  (2) ECCS複合機での操作

印刷ジョブ操作端末のメニューから「プリント」を選択する.

         グラフィカル ユーザー インターフェイス, アプリケーション

自動的に生成された説明

タッチパネル式ディスプレイまたはキーボードでUTokyo AccountのユーザIDを入力して,[確定]を押す.

同様にUTokyo Accountのパスワードを入力して,[確定]を押す.

印刷ジョブの一覧が表示される

グラフィカル ユーザー インターフェイス, アプリケーション

自動的に生成された説明


印刷したいジョブを選択する.

グラフィカル ユーザー インターフェイス, アプリケーション

自動的に生成された説明

交通系電子マネーカードまたは,プリペイドカードを課金装置にセットし,[印刷]を押す.

印刷確認の画面が表示されるので,[はい]を押すと,ECCS複合機から印刷が開始される.

印刷が終了すると,下記の画面が表示される請求金額を確認し,[精算]ボタンを押す.

  1. ECCS端末以外のパソコンからの印刷

 研究室のPC等から,ECCS複合機に印刷ジョブを直接送信することができる.ECCS端末以外のパソコンから印刷する場合には,プリンタドライバのインストールが必要である.

Windows は,RICOH のサイトで公開されているプリンタドライバが利用できる.

 詳しくはECCSの広報用ウェブサイトを参照してほしい.

  https://www.ecc.u-tokyo.ac.jp/system/printing.html

ECCS端末からの印刷との相違点は以下の通り.

ECCS端末

その他のPC

プリンタドライバのインストール

不要

「ユーザ情報」の入力

不要

IPP印刷

印刷ジョブ容量上限値

1,000MB

100MB

  1. USBメモリからの印刷

ECCS複合機では,USBメモリに入っているデータを直接印刷することができる.

印刷可能なデータ形式は,Microsoft Office文書(.doc, .docx, .xls, .xlsx, .ppt, .pptx),PDF(.pdf),画像(.jpg, .jpeg, .tif, .tiff),XPS(.xps)である.

印刷方法は以下の通り.

印刷ジョブ操作端末のメニューから「USBプリント」を選択する.

グラフィカル ユーザー インターフェイス, Web サイト

自動的に生成された説明

ECCS複合機のUSB端子に,USBメモリを挿す.

         

USB端子は,操作端末前面のUSBポートである.

(1)ファイル一覧

USBメモリ内のファイルが一覧に表示される.印刷するファイルを選択し[次へ]を選択する.

a:(2)印刷設定へ

b:(4)表示ファイルの変更へ

(2)印刷設定(印刷設定タブ)

  印刷部数,カラー指定等を設定する.

c:(5)印刷プレビューへ

(3)印刷設定(ページ設定タブ)

  用紙サイズ,印刷範囲を設定する.

(4)表示ファイルの変更

  ファイル一覧に表示するファイルの絞り込みが可能

(5)印刷プレビュー

  指定したファイルの1枚目(範囲指定した場合は,指定した範囲の開始ページ)が表示される.

d:(1)ファイル一覧へ

e:(2)印刷設定(印刷設定タブ)へ

(6)交通系電子マネーカードまたは,プリペイドカードを課金装置にセットし,[印刷]を押す.

(7)印刷後,USBメモリを抜き取る.

  1.  IPP印刷の設定方法

(IPP印刷の設定方法 - Windows -)

 

 ECCS2021 では,学内ネットワークに接続した個人や研究室等のPC等から, IPP (Internet Printing Protocol の略) 印刷用プリントサーバ print.ecc.u-tokyo.ac.jp に印刷ジョブを送ることで,ECCS の複合機 (RICOH IM C3500/C3000) から印刷することが可能です.

以下では Windows 10 環境での設定方法をご説明します.

  1. プリンタドライバのダウンロー

 RICOH の「プリンター・複合機関連ドライバー」のページ ( https://www.ricoh.co.jp/download/ ) で IM C3500 を検索して,お使いの OS のバージョン (64bit か 32bit かも確認してください)に応じたプリンタドライバ(RPCSドライバー Ver.1.13.0.0以降)をダウンロードしてください.

·     ダウンロードファイルをデスクトップ(例)に保存します.例はWindows 10 64bitのRPCSドライバーVer.1.13.0.0になります.

ゲーム画面のスクリーンショット

中程度の精度で自動的に生成された説明

·     ダウンロードしたファイルを「管理者として実行」してくださいダウンロードしたファイルを右クリックし「管理者として実行」してください

·     以下の画面で「Install」を選択してください

グラフィカル ユーザー インターフェイス, テキスト, アプリケーション

自動的に生成された説明

·     「同意します」を選択し「次へ」を選択してください.

グラフィカル ユーザー インターフェイス, テキスト, アプリケーション

自動的に生成された説明

·     「キャンセル」を選択してください.

グラフィカル ユーザー インターフェイス

自動的に生成された説明

·     「はい」を選択してください.

グラフィカル ユーザー インターフェイス, テキスト, アプリケーション, メール

自動的に生成された説明

·     「終了」を選択してください.

グラフィカル ユーザー インターフェイス, テキスト, アプリケーション

自動的に生成された説明

·     フォルダがデスクトップに作成されていることを確認してください

グラフィカル ユーザー インターフェイス, テキスト

自動的に生成された説明

  1. 既存プリンタの削除

·     2021年2月末以前のIPPプリンタ(Main_MonoおよびMain_Color)は使用できませんECCS2021ではECCS2016で使用していたプリンタの設定を削除してください削除については以下の手順を行ってください新規にプリンタを作成する場合は,「3.プリンタの追加」へ進んでください.

·     コントロールパネル等から「デバイスとプリンター」を開き,既存のIPP用プリンタを選択し右クリックします.メニューから「デバイスの削除」を選択してください.

·     「デバイスとプリンター」内の他のプリンタアイコンを選択すると,ツールバーに「プリントサーバープロパティ」が表示されるので,それを選択してください.

·     ポートの一覧に「RGate IPP Printer」がある場合は,選択し「ポートの削除」ボタンを選択してください.

グラフィカル ユーザー インターフェイス, テキスト, アプリケーション

自動的に生成された説明 

  1. プリンタの追加

     スタートメニュー等から「設定」ウィンドウを開き「デバイス > プリンターとスキャナー > プリンターとスキャナーの追加 > プリンターまたはスキャナーを追加します」を選択してください.

アプリケーション が含まれている画像

自動的に生成された説明

        ·     しばらくすると「プリンターが一覧にない場合」というリンクが表示されるので,クリックしてください.

グラフィカル ユーザー インターフェイス, テキスト, アプリケーション

自動的に生成された説明

·     「その他のオプションでプリンターを検索」ウィンドウが開いたら,「共有プリンターを名前で選択する(S)」をチェックして,直下のフォームに https://print.ecc.u-tokyo.ac.jp/printers/vprinter/.printer を入力して「次へ」ボタンを選択してください.

● vprinterは白黒・カラー共通のプリンタになります印刷時に白黒またはカラーを指定してください

グラフィカル ユーザー インターフェイス, アプリケーション

自動的に生成された説明

●ユーザ名 には,UTokyo Accountのユーザ名(数字10桁) とそのパスワードを入力しOKボタンを選択してください.(ECCS2021 では多くの方のユーザ名は共通IDです)

 

  1. プリンタドライバのダウンロード

    「プリンターの追加ウィザード」ウィンドウが開いたら「ディスク使用(H)...」を選択してください.

グラフィカル ユーザー インターフェイス, アプリケーション

自動的に生成された説明

·     「フロッピーディスクからインストール」ウィンドウが開いたら「参照(B)...」を選択して,1で解凍したプリンタドライバのフォルダの中にあるフォルダ「disk1」を選択してください.当該フォルダ内の OEMSETUP.INF が自動的に選択された状態になります.

テキスト

自動的に生成された説明

·     「フロッピーディスクからインストール」ウィンドウに戻ったら「製造元のファイルのコピー元(C):」が,1で解凍したプリンタドライバのフォルダを指しているか確認した上で「OK」を選択してください.

テキスト

自動的に生成された説明

·     「プリンターの追加ウィザード」ウィンドウには RICOH のプリンターの機種一覧が表示されます.その中から RICOH IM C3500 JPN RPCS を選択して「OK」を選択してください.

グラフィカル ユーザー インターフェイス, テキスト, アプリケーション, メール

自動的に生成された説明

·     「プリンターの追加」ウィンドウ で「vprinter (https://print.ecc.u-tokyo.ac.jp 上)」と表示されていたら「次へ」を選択して終了してください.

グラフィカル ユーザー インターフェイス, テキスト, アプリケーション, メール

自動的に生成された説明

·     「完了」を選択して終了してください.

グラフィカル ユーザー インターフェイス, テキスト, アプリケーション, メール

自動的に生成された説明

  1.  Webアップロード印刷の方法

 ECCS2021 では,学内ネットワークに接続した個人や研究室等のPC等から, Webアップロード印刷サイトに接続後,印刷したいデータをアップロードすることで, 印刷が可能となります.

 Webアップロード印刷サイトは,RICOH IO Gateユーザーポータルサイト ( https://print.ecc.u-tokyo.ac.jp/ ) からアクセスします.ドライバー導入等の事前設定は不要です.

以下では Windows 10 環境での画面例を元に説明します.

  1. Webアップロード印刷サイトへの接続と印刷データのアップロード

 RICOH IO Gateユーザーポータルサイトに接続します ( https://print.ecc.u-tokyo.ac.jp/ ) .画面のメニューにある「Webアップロード印刷」をクリックしてください.

テキスト

自動的に生成された説明

·     続けて,画面の「Webアップロード印刷」をクリックしてください

テキスト

自動的に生成された説明

·     認証画面が表示されますので,UTokyo Accountのユーザ名(数字10桁)とパスワードを入力してください.ユーザー名は,「AD\」を頭に付与してECCS2021のユーザーアカウント」を,パスワードはECCS2021のパスワードを入力してください.

グラフィカル ユーザー インターフェイス, アプリケーション

自動的に生成された説明

·     Webアップロード印刷画面が表示されます.

①の印刷サーバー名および②のプリンター名は固定となり,変更できません.

画面の③,④,⑤,⑥に印刷条件を設定した後に,⑦のエリアに印刷データをドラッグ&ドロップしてください.ドラッグ&ドロップの代わりに,⑧の参照ボタンをクリックしてファイルを指定することもできます.一度にアップロードできるファイルは1ファイルになります.

最後に⑨「アップロード」をクリックしてください.

 アップロード可能なデータ(拡張子)は,.doc,.docx,.xls,.xlsx,.ppt,.pptx,

.pdf,.jpg,.jpeg,.bmp,.png,.tif,.tiff,.gif,.txtになります.

グラフィカル ユーザー インターフェイス, アプリケーション

自動的に生成された説明

 

  1. 印刷データのアップロードの結果確認

 正しくアップロードできた場合は,以下の画面が表示されます.画面の「戻る」をクリックすると,再びWebアップロード画面に戻ります.Webアップロードをやめる場合はブラウザを閉じてください.

グラフィカル ユーザー インターフェイス, テキスト, アプリケーション

自動的に生成された説明

  1. アップロードしたデータの印刷

アップロードしたデータは,印刷ジョブ操作機の「プリント」の項目から印刷できます.

グラフィカル ユーザー インターフェイス, Web サイト

自動的に生成された説明

 

  1. ECCS複合機のその他の利用について

 一部でスキャンとコピーが利用できる.これらの利用方法についてはECCS複合機付近に置いてあるマニュアルを見てもらいたい.

  1. 保守管理について

ECCS複合機の保守管理は,情報基盤センターではなく東大生協が担当している.紙切れやエラーなどのトラブルが発生した場合には,東大生協(連絡先は各ECCS複合機に掲示してある)に問い合わせること.センター等の窓口では対応していない.

  1. 印刷環境における注意制限事項

  1. 共通事項

 (1) 手差しトレイの利用禁止

ECCS複合機では手差しトレイは利用できない.複合機にセットされているA4,A3,B5,B4サイズの用紙のみの利用となる.

 (2) 概算料金表示について

オンデマンドプリント,USBメモリプリント利用時に画面上に表示される概算料金は,印刷前の予測料金である.実際に出力された印刷物のカラーモードが予測と異なった場合,実際に出力したカラーモードでの料金が課金される.

【例】

印刷前の概算料金は,カラー1ページ:50円と表示されていた.

しかし,実際に印刷されたのは白黒1ページだった.

この場合は白黒1ページ分の10円が課金される.

白黒ページまたは見た目が白黒ページでも,カラーデータとしての指定がある場合には,カ

ラーと判断して処理される.白黒のデータを印刷するときは明示的に白黒を指定すること.

 (3) 複数カードの併用不可

プリペイドカードと交通系電子マネーカードは,同時に使用できない.2つのカードが同時にセットされている場合,先にセットしたカードのみが利用可能となる.

 (4) 残高不足時のジョブキャンセルについて

印刷中にプリペイドカードまたは交通系電子マネーカードの残高が不足した場合,実行中のジョブは自動的にキャンセルされる.残高不足時に複数カードの継ぎ足し利用はできない.

 (5) カラー印刷する際の注意事項

Mac環境やWindows環境において,アプリケーションデータ(ファイル自身)に保存された設定や,プリントドライバの設定画面(「詳細設定」の画面など)を表示することによって,ドライバのデフォルト設定が変わることがある.

Main_Color,Sub_Colorを使用してカラー印刷する際は,「詳細設定」のカラーモードが「カラー」になっていることを確認すること.

(6) カード残高50円未満の場合の注意制限

USBメモリ印刷時,以下の条件にすべて該当する場合,印刷するファイルが白黒データであっても料金不足と判定され,印刷ができない.

・プリペイドカードの残高が5度数未満,または交通系電子マネーカードの残高が50円未満

・プリント設定で「カラーモード:カラー自動判別」を選択

この条件に該当する場合は,プリント設定で「カラーモード:白黒」を選択すること.

  1. オンデマンドプリントに関する注意制限

 (1) 部数変更に関する制限事項

「ジョブ詳細確認」画面で部数の変更ができるのは,Windowsからの印刷のみとなる.MacOSからの印刷は部数変更ができない.

 (2) 印刷ジョブサイズに関する制限事項

端末から印刷ジョブを送信する場合,送信するデータ容量が制限値を超える場合,印刷ジョブが自動削除される.学内の複合機へ印刷する場合は1,000MBまで.

※制限値と比較されるデータ容量はプリンタドライバで生成されたデータとなるため,アプリケーションファイルのサイズとは異なる.

 (3) 一定時間経過後の印刷ジョブ自動削除

端末から印刷ジョブを送信完了後,ジョブがスプール上に残ったままの場合,印刷ジョブは翌早朝自動削除される.

  1. USBメモリプリントに関する注意制限

 (1) USBメモリ挿入時の注意事項

USBメモリは1個のみ認識する.

(2) USBメモリの強制取り外し時の注意事項

USBメモリを挿入後,「USBメモリの取り外し」ボタンを押下せずにUSBメモリを取り外した場合,USBメモリ内のデータが破損する場合がある.

また,USBメモリ内のファイル検索中にUSBメモリを取り外した場合,ファイル検索が即時終了しない場合がある.

(3) 暗号化されているUSBメモリの注意事項

USBメモリ自体が暗号化されている場合,USBフラッシュメモリ内のファイルを読み込めないためUSBメモリプリント機能およびUSBメモリスキャン機能を利用できない.

(4)ファイル検索時の注意事項

次の状態に該当するファイルはUSBメモリ印刷ができないため,印刷ジョブ一覧画面に表示されない.

データ形式

拡張子

状態

Word

.doc

.docx

・ファイルが破損している

・ファイルが開けない

・保護されたビューとして開く

・パスワードがかかっている

・印刷制限がかかっている

Excel

.xls

.xlsx

PowerPoint

.ppt

.pptx

PDF

.pdf

・パスワードがかかっている

・印刷制限がかかっている

・AdobeReaderで開けない

・PDFの言語仕様から外れている(ISO 32000-1の標準仕様から外れている)

・内部データ形式にJPEG2000を使っている

・メモリ不足となる

(例)

 -レイヤー(透過機能等)を多用したもの

 -表示面積が大きなイメージ(高解像度スキャン画像等)で回転処理されたものを含むもの

 -グラデーションを使用したもの

 -大きなパターンを多数使用したもの

 -画像を1ページ内に多数使用したもの

 -複雑な(もしくは多量の描画命令を含む)外部オブジェクト(XObject)を含むもの

TIFF

.tif

.tiff

・面順次画像

・タイリング画像

・LZW圧縮画像

・ビックエンディアンのビット配列の16ビットPackBits圧縮のもの

・サブサンプリングされたPackBits圧縮のもの

・アルファチャンネルがあるもの

JPEG

.jpg

.jpeg

・符号化なし8bitでチャンネル数が4のもの

・ベースラインシーケンシャル方式以外で符号化されたもの

・JPEG_ADOBE形式のJPEGファイル(Adobe Photoshop等で作成したもの)

 (5) ファイル検索にかかる時間について

既定では,USBメモリ内のフォルダに保存されている印刷可能ファイルを検索するが,ファイル数が多い場合は検索時間が長くなる.この場合は,印刷対象のファイルのみルートフォルダに保存することで,検索時間が短縮される.

(6) 用紙サイズ選択の注意事項

TIFFやJPEGなど,用紙サイズが不定形なものについては,用紙サイズをA4かA3から選択する必要がある.選択したサイズに拡大縮小されて出力される.

印刷ジョブ送信時に指定したサイズの用紙が複合機に入っていない時は,エラーとなって印刷が一時停止される. その際はプリンタ操作端末のそばに示されている案内に従って操作する.

B5,B4で印刷する際は,用紙が入っていることを確認すること.

(7) 印刷できないExcelファイル

Word形式の埋め込みオブジェクトが存在し,かつ,この埋め込みオブジェクトがページの端

に位置しているExcelファイルは,印刷できない場合がある.

  1. 印刷における注意制限

・印刷時に選択できる用紙サイズのみ出力することができる.また,指定した出力用紙サイズで縮小/拡大されて印刷される.

・1ジョブで100MBまで送信可能である.超えている場合はエラーとなる.

・最大ページ数は「999」ページ,部数指定は「999」となる.

・Windowsアプリケーションでは,最大値より大きい数値が指定された場合は,最大値「999」が適用される.但し,アプリケーションを開いた時に意図しない数値が表示または,プリンタエラーが表示されるケースがある.この場合「1~999」の数値を入力すること.

・出力端末で出力指示時に印刷属正(部数,カラーモード,両面/片面)の変更はできない.

・表紙印刷機能には対応していない.

  1. その他

・ユーザ情報が未入力で印刷を指示した場合,ユーザ情報入力画面が表示される.印刷中止を選択すると印刷を中止することができるが,アプリケーションによっては再度この画面が表示する場合がある.その場合は再度中止を選択すること.

・印刷中にログオフ,シャットダウンを行なった場合は,正常に印刷できない(ファイルが登録できない)場合がある.

・Mac環境でAdobe製品から印刷する場合,プリント画面で「プリンタ...」を選択し印刷設定画面を開いてからプリントを実行すること.プリント画面で「OK」を選択し印刷した場合は,エラー「不正なジョブ」となる.

・Windowsでユーザ情報が未入力で印刷した場合,ユーザ情報入力画面が表示される.この画面で印刷中止を選択するとアプリケーションによりプリンタエラーなどの表示になる場合がある.また,ユーザ情報入力画面がアプリケーション画面の背面に表示される場合がある.

・アプリケーションによりプリンタドライバの部数指定などの印刷設定が有効にならない場合がある.

・アプリケーションによっては指定部数分印刷データを生成するものがある.この場合,指定部数の倍印刷されるケースがある.

・システムやアプリケーションが白紙ページを作成する場合がある.このページも課金対象となる.


  1. ユーザ携帯端末接続環境

 

  1. 無線接続環境について

ECCS端末がある部屋等ではUTokyo WiFi が利用可能となっている.利用方法,利用可能範囲は UTokyo WiFi の広報ページ(URLはUTokyo WiFiで検索)を参照してほしい.

ECCSが配置する無線接続環境については「16.端末の配置等」を参照すること.
なお,UTokyo WiFi の利用に ECCS 利用権は不要.

  1. 設定情報

 設定に必要な情報は下記のとおりです.

  ・SSID:                                        ”UTokyo-WiFi”

  ・セキュリティ:                                WPA2-Enterprise(802.1x)

  ・暗号化:                                AES

  ・ネットワーク認証方式/EAP方式:        保護された EAP(PEAP)

  ・サーバの証明書を検証:                する(Must)

  ・サーバの証明書のドメイン:                u-toko.ac.jp

  ・信頼されたルート証明機関:                "Security Communication RootCA2"をチェック

  ・証明書の指紋(SHA-1 Fingerprint):        下記公式ページを参照のこと.

  ・認証方式/フェーズ2認証:                EAP-MSCHAPv2

 詳細や最新の情報は以下の公式ページを参照してほしい.

 https://www.u-tokyo.ac.jp/adm/dics/ja/wifi.html

   

 なおUTokyo WiFi の利用に関する問い合わせは

  「UTokyo WiFi 利用に関する問い合わせ」

 フォームにてお願いします


  1. 端末の配置等

  1. 端末の配置

以下の表の「無線接続」項は,無線LAN(UTokyo WiFi)が使用できる場所を○で示している.

 

本郷情報基盤センターは耐震工事のため,2022年3月頃(予定)まで利用できないので注意してほしい.その間,東京メトロ本郷三丁目駅から徒歩約5分のビル(以下「本郷三丁目ビル」と呼ぶ)に2部屋の演習室を提供する.本郷三丁目ビルの場所は,[広報]耐震工事中の情報基盤センター大演習室代替施設について(https://www.ecc.u-tokyo.ac.jp/announcement/2021/01/14_3254.html)を参照してほしい.

駒場情報教育棟

端末室

iMac端末

Mac mini端末

Chromebox端末

無線接続

プリンタ

1F 自習室

112

1

3

2F 大演習室 1

156

(同教師/TA用)

3

2F 大演習室 3

106

(同教師/TA用)

2

2F 小演習室 1

24

(同教師/TA用)

1

3F 大演習室 2

144

(同教師/TA用)

3

3F 中演習室 3

42

(同教師/TA用)

2

3F 小演習室 2

24

(同教師/TA用)

1

3F 小演習室 3

(同教師/TA用)

27

1

3F 小演習室4

(同教師/TA用)

20

1

4F 中演習室 1

60

(同教師/TA用)

2

4F 中演習室 2

60

(同教師/TA用)

2

小計

660

133

1

3


本郷三丁目ビル

端末室

Mac mini端末

無線接続

プリンタ

2F 大演習室 1

48

1

(同教師/TA用)

1

3F 大演習室 2

48

(同教師/TA用)

1

小計

98

1

 

福武ホール

端末室

Mac mini端末

無線接続

プリンタ

B1F 実習室

21

1

小計

21

1

分散配置端末

地図

学部(部局)・
学科等

設置場所

iMac端末

Mac mini端末

Chromebox端末

無線

接続

プリ

ンタ

本1

総合図書館

総図-2F-ECCSルーム

69

3

3

本1

総合図書館

総図-2F-プロジェクトボックス

11

本1

総合図書館

総図-B1F-ライブラリープラザ

1

駒1

駒場図書館

駒図-1F-メディアパーク

48

10

3

柏1

柏図書館

柏図-1F-ラーニングサポートサービス

5

4

1

本2

法文1-1F-PCルーム

10

1

本3

工6-2F-200

10

1

本4

法文2-1F-文学部学生ホール

15

1

本2

法文1-1F-111

30

1

本5

理4-2F-1215

16

1

本6

農7B-1F-133

28

1

本7

農学生命科学図書館-3F-PC端末室2

16

1

本8

経済

経済-1F-101

28

1

経済-4F-407

31

1

本9

教育

教育-3F-354A

3

1

本10

薬図-4F-情報処理室

19

1

本11

医学図書館-1F

5

1

小計

89

244

28

20

※「本」は本郷地区,「駒」は駒場地区,「柏」は柏地区の地図(次頁)を参照のこと.


本郷地区

駒場地区

柏地区


  1. 各種サーバのホスト名(URL,IPアドレス)

ECCSクラウドメール https://mail.google.com/a/g.ecc.u-tokyo.ac.jp

各種個人設定の確認等を,暗号化された通信を用いて行うためのサーバである.

パスワードの変更は,「4.パスワードの変更」 のページを参照.

 

Mac環境へのアクセス:        https://davm01.ecc.u-tokyo.ac.jp/

                                https://davm02.ecc.u-tokyo.ac.jp/

Windows環境へのアクセス:https://davw03.ecc.u-tokyo.ac.jp/

                                https://davw04.ecc.u-tokyo.ac.jp/

                ssh02.ecc.u-tokyo.ac.jp

                ssh03.ecc.u-tokyo.ac.jp

講義を担当する教員が講義のための資料等をWWWのページで公開するためのサーバである

授業で使用される資料・教材などの配布,テスト・掲示板機能などを提供している学習管理システムである.ITC-LMS の利用には UTokyo Accountを使用する.ITC-LMS授業利用しているかについては,授業を担当している担当教員に確認してほしい.


  1. 各種制限値一覧


  1. 関係規則

  1. 教育用計算機システム利用規則

東京大学情報基盤センター教育用計算機システム利用規則

(趣旨)

第1条 この規則は,東京大学情報基盤センター(以下「センター」という.)が運用・管理する教育用計算機システムの利用について必要な事項を定めることを目的とする.

(利用者の資格)

第2条 教育用計算機システムを利用できる者(以下「利用者」という.)は,次の各号に掲げる者とする.

(1)本学の専任の教職員

(2)本学の学部学生及び大学院生

(3)本学の学部および大学院における授業科目を担当する非常勤教員

(4)前各号に掲げる者のほかセンター長が適当と認めた者

(利用の申請)

第3条 教育用計算機システムの利用申請をしようとする場合には,別に定める利用申請書を東京大学情報基盤センター長(以下「センター長」という.)に提出し,その承認を受けるものとする.

(利用の承認)

第4条 センター長は,前条の申請が適当であると認めたときは,これを承認するものとする.

(利用期間)

第5条 教育用計算機システムの利用期間は,当該年度の4月1日から3月31日までとする.

(利用の範囲)

第6条 教育用計算機システムの利用範囲は次のとおりとする.

(1)情報機器を用いた講義での利用

(2)学内における教育・研究活動の基礎としての基本アプリケーションの利用

(3)学内における教育・研究に関する情報の発信,収集および交換

2 前項に規定する目的の範囲内であっても,教育用計算機システムの能力を越え,他の利用者の利用の支障となるような利用法をしてはならない.

(利用権の管理)

第7条 利用者は,教育用計算機システムの利用権(以下「アカウント」という.)を,第三者に貸与し,又は譲渡してはならない.

2 利用者は,アカウントを盗用されないよう適正に管理しなければならない.

3 利用者は,センター長が必要と認めた場合を除いて,複数のアカウントを所持することはできない.

(施設,設備等の利用)

第8条 利用者は,センターの管理する施設,設備又は物品を他に定めのある場合を除き,利用目的の範囲内で使用することができる.

(変更の届出)

第9条 利用者は,利用承認のあった事項について変更を生じたときは,速やかにセンター長に届け出なければならない.

(利用承認の取り消し)

第10条 センター長は,利用者がセンターの定めた規則に従わない場合又は承認された目的以外に教育用計算機システムを利用した場合には,当該利用者の利用承認を取り消し,又は利用を停止することができる.

(教育用計算機システム以外の計算機システム/ネットワークの利用)

第11条 教育用計算機システムを経由して,他の計算機システム/ネットワークを利用する場合は,当該計算機システム/ネットワークを管理する者の定めた規則等を遵守しなければならない.

(経費)

第12条 教育用計算機システムの利用に係る経費の負担については,別に定める.

(雑則)

第13条 この規則に定めのない事項についてこれを定める必要がある場合には,東京大学情報基盤センター運営委員会の議を経てセンター長が定める.

附則

1 この規則は,平成11年8月6日から施行し,平成11年4月1日から適用する.

2 この規則は,平成16年12月24日から施行し,平成16年4月1日から適用する.

3 この規則は,平成24年6月22日から施行する.


  1. 分散配置端末運用内規

教育用計算機システム分散配置端末設置・運用内規

(趣旨)

第1条 この規則は東京大学情報基盤センター(以下「センター」という.)が運用・管理する教育用計算機システムのうち,各部局に分散配置した部分システム(以下「分散配置端末」という.)の運用・管理に必要な事項を定めることを目的とする.

(分散端末設置の目的)

第2条 分散配置端末は教育用計算機システムの全利用者の利便の向上を目的として設置する.

(分散配置端末の設置)

第3条 分散配置端末は各部局の教室等(以下「分散配置端末室」という.)に設置するものとする.

2 センターは分散配置端末が効率良く利用されるよう,利用統計等をもとに再配置を検討する.

3 分散配置端末設置に関しては,東京大学情報基盤センター情報メディア教育専門委員会(以下「情報メディア教育専門委員会」という.)にて検討,決定する.

(分散配置端末の運用・管理)

第4条 分散配置端末の運用および管理はセンターが行うものとする.

(分散配置端末室の管理)

第5条 分散配置端末室の管理は,各部局が行うものとする.

2 分散配置端末室では,教育用計算機システムの全ての利用者が端末を利用できるよう配慮する.ただし,講義の利用に際しては講義受講者以外の退出を求めることができる.

3 分散配置端末室は,試験期間・休業期間・夜間等の管理に差し支えのある期間を除いて,全利用者の利用に供するよう努力する.

4 試験期間,休業期間,夜間等の運用については,各部局の判断にて行う.

(部局管理責任者等)

第6条 分散配置端末室の管理を総括するため,分散配置端末管理責任者(以下「管理責任者」という.)をおく.

2 管理責任者を補佐するため,分散配置端末担当責任者(以下「担当責任者」という.)をおく.

3 管理責任者は,センターおよび担当責任者と協力し,分散配置端末室が適正に効率よく利用されるよう責任を持つものとする.

4 管理責任者は,分散配置端末室の運営についてセンターと各部局における教室管理責任者との調整を行うものとする.

5 担当責任者は,分散配置端末室においてセンターからの広報の掲示,利用者の指導,分散配置端末の故障のセンターへの連絡等を行うものとする.

(雑則)

第7条 この規則に定めのない事項についてこれを定める必要がある場合には,情報メディア教育専門委員会にて定める.

附則

この規則は,平成12年2月23日から施行し,平成11年4月1日から適用する.


  1. 情報公開ガイドライン

ネットワークを利用した情報発信が一般的になってきた今日,情報発信のマナーの問題が顕在化してきている.SNS,WWWのページは全世界に公開が可能な非常に強力なメディアである.特にWWWに関しては,公開性に加えて,対話性などの機能を考えると,その能力はラジオ,テレビ,新聞などのマスメディアを凌駕しているといっても過言ではない.従来のマスメディアでは,その影響力を正しく行使するために,自主的なガイドラインを作ったり,相互チェックを行なったりしている.しかしWWWでは,そのような方法が現在のところ充分に整備されておらず,発信者が「自己の責任」で情報発信を行なわなければならないのが現状なので,発信には充分な注意が必要である.以下の"ガイドライン"は,そのためのヒントとして作成した.なお,ガイドラインは網羅的ではないので,「このガイドラインにないものは許されている」というものではない.ガイドラインを守ったとしても,自己が発信した情報に関する最終的な責任は自分にあることを,充分認識されたい.より一般的な規則である 19.4「東京大学情報倫理規則」及び19.5 「東京大学情報倫理運用規程」にも従うこと.

教育用計算機システムのアカウントを用いてSNS・WWW等による情報公開をする場合は,少なくとも,以下の条件のもとで行なうことになる.

これらを考えて適切な内容であるかを充分検討してから公開するように心がけたい.条件に抵触する例を以下に示す.


  1. 東京大学情報倫理規則

第1章 総則

(目的)

第1条 この規則は、学問の自由、思想・良心の自由、表現の自由をはじめとする基本的人権の尊重の理念にのっとり、東京大学が管理・運用する計算機資源の利用に関するルールを定めることにより、その円滑かつ適正な利用を促進し、もって本学の教育及び研究の充実を図ることを目的とする。

(定義)

第2条 この規則において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。

(1)計算機資源 東京大学が管理・運用する情報ネットワークシステム・コンピュータ、それらに接続された情報関連機器及びそれらにおいて用いられるソフトウェアをいう。

(2)ユーザ 東京大学の計算機資源に対する利用資格を与えられている者をいう。

(3)部局 東京大学基本組織規則第3章及び第4章に定める組織並びに附属学校及び附属病院をいう。

第2章 情報倫理基準

(ユーザの行為指針)

第3条 ユーザは、東京大学の教職員・学生等としての自覚と良心に基づき、又は計算機資源の利用者としての責任を認識し、第1条に規定する目的に従って計算機資源を利用しなければならない。

2 ユーザは、計算機資源を利用する他のユーザの権利と利益とに配慮し、これらを尊重しなければならない。

3 ユーザは、計算機資源の利用にあたって、自己責任の原則を基本とするものとする。

4 ユーザは、計算機資源の管理・運用に協力をし、管理・運用上必要な指示に従わなければならない。

(ユーザの義務)

第4条 ユーザは、計算機資源の利用において、次の各号に掲げる事項を遵守しなければならない。

(1)刑法その他の法令に定める処罰の対象とされる行為をしてはならない。

(2)民法その他の法令に定める損害賠償等の民事責任を発生させる行為をしてはならない。

(3)その他法令に定める制限又は禁止されている行為をしてはならない。

(4)計算機資源の機能に障害を与え、又は、他のユーザによる計算機資源の利用に支障を及ぼす行為をしてはならない。

(5)東京大学における教育・研究に支障を及ぼす行為をしてはならない。

(6)その他個人や社会の利益を不当に損なう行為をしてはならない。

2 計算機資源の利用にあたっては、この規則及び次項に定める情報倫理運用規程のほか、全学又は各部局で定められる計算機資源の利用に関する規定等に従わなければならない。また、ユーザが計算機資源の利用に関する合意書に署名した場合には、当該合意書の内容にも従わなければならない。

情報倫理に関わるユーザの義務の具体的内容は、東京大学における情報システムの運営に関する基本規則(平成22年5月27日東大規則第6号)第4条に定める最高情報セキュリティ責任者(以下「CISO」という。)が情報倫理運用規程において定める。

(違反行為に対する処置)

第5条 前条に規定するユーザの義務に対する違反行為(以下「違反行為」という。)については、第11条から第14条までに規定する審査手続に基づき、次の各号に定める処置の一又は複数を決定することができる。処置の実施は、当該違反行為にかかわる計算機資源の利用資格をユーザに与えた者がこれを行う。

(1)利用資格の剥奪

(2)利用資格の停止

(3)利用範囲の制限

(4)ユーザの氏名及び違反行為の公表

(5)カウンセリング及び再教育

2 違反行為に対する処置は、過失又は未遂の場合にもとることができる。

3 処置の内容は、違反行為にかかる故意・過失の存否及びその程度、既遂・未遂の別、生じた損害又は危険の重大性の程度、違反者の改悛の情の有無、違反者の更生の可能性その他違反行為にかかわる一切の事情を考慮して決定されるものとする。

4 利用資格を剥奪された者は、処置の実施後1年を経過した場合には、CISOに利用資格回復の申し出を行うことができる。この申し出の審査(再審査)は、前項に定めた事情を考慮して行われるものとする。再審査の手続については、CISOが別に定める。

(ユーザの利用環境)

第6条 ユーザは、正当な理由なく計算機資源の利用を制限又は禁止されない。

2 法令の規定に基づく場合又はその他正当な理由がある場合を除き、電子メール等の内容及び利用の状況についての秘密は保護される。

3 システム管理上緊急の必要がある場合を除き、重大なシステム変更に際しては、事前に通知を受ける。

第3章 調査及び審査手続

(対応窓口の設置)

第7条 CISOのもとに、違反行為の通報等を受けるための対応窓口を設置する。

(調査)

第8条 CISOは、計算機資源の利用に関して違反行為の疑いが生じた場合には、速やかに事実の確認に努め、必要に応じ証拠等の確保又は保全を行う。

2 違反行為が疑われるユーザ(以下「被疑ユーザ」という。)が特定されていない場合、CISOは被疑ユーザを特定するために適切な措置をとることができる。

3 前2項の措置にあたっては、CISOは、当該違反にかかわる関係者に対して、事情の説明又は資料等の提出を求めることができる。

4 ユーザが所有又は管理する証拠等をCISOが確保又は保全するにあたっては、原則として当該ユーザの同意を得なければならない。ただし、証拠隠滅のおそれなど緊急の必要がある場合には、ユーザの同意を得ることなく資料等の確保又は保全のための措置をとることができる。この措置については、当該ユーザに通知するよう努めなければならない。

5 調査に際して確保又は保全された証拠等は、調査及び第11条から第14条までに規定する審査手続の終了後に権利者に返却しなければならない。ただし、証拠等が内容又は取得方法において違法なものである場合には、この限りでない。証拠等が複製である場合は、当該複製を破棄又は消去することで返却に代えることができる。

(緊急措置)

第9条 違反行為の疑いが生じ、被害の拡大防止又は事実関係の調査のために必要と認められる場合には、CISOは必要最小限度の範囲で緊急の措置をとることができる。

前項に基づき緊急の措置がとられた場合においては、被疑ユーザ及び重大な影響を受ける可能性がある者に対して、速やかに通知するように努めるものとする。

第1項の規定は、東京大学情報システム緊急対応チーム(UTokyo-CERT)規則(平成18年3月30日東大規則第131号)に規定するUTokyo-CERT及び部局CERTによる同規則に基づく緊急対応を妨げるものではない。

(警告)

第10条 違反行為の可能性があると認められる場合、CISOは、被疑ユーザに対して警告を行うことができる。

2 前項の警告を行う場合、CISOは、被疑ユーザに陳述又は弁明の機会を与えることができる。

(審査手続の開始)

第11条 CISOが相当であると判断した場合には、被疑ユーザに対する処置を決定するため、審査手続を開始する。

2 審査手続は非公開で行う。

(簡易手続)

第12条 被疑ユーザの陳述において、違反行為を自ら認めた場合は、簡易手続として扱い、審査手続を終了し、CISOは事実認定及び第5条に規定する処置についての決定を行う。

(審査手続)

第13条 審査手続において、被疑ユーザは自己のために事実を主張し、証拠の提出等必要な防御の機会を与えられる。

2 CISOは、被疑ユーザの申し出に基づき、被疑ユーザのために補佐人若しくは証人を認めることができる。

3 CISOは、違反行為の被害者及び関係者に対して、意見陳述又は証拠提出の機会を与えることができる。

審査手続の終了及び処置の決定)

第14条 CISOは、事案の解明のために必要な審査を終えたときは、審査手続を終了し、事実認定及び第5条に規定する処置についての決定を行う。

(有識者の協力)

第15条 CISOは、調査又は審査手続に必要な専門的知識を有する者に対し、協力を求めることができる。

(懲戒処分等との関係)

第16条 教職員による違反行為が東京大学教職員就業規則第38条に規定する懲戒処分の要件に該当し若しくは職務上の義務違反として監督上の措置が必要とされる可能性がある場合、又は学生による違反行為が東京大学学部通則第25条若しくは東京大学大学院学則第42条に規定する懲戒に相当する可能性がある場合には、CISOは事案を被疑ユーザが所属する部局の長(以下「部局長」という。)に通知しなければならない。この場合において、審査手続を中止することができる。

(関係者への説明)

第17条 CISOは、違反行為の通報等を行った者、違反行為の被害者及び関係者に対して、その求めに応じ、調査及び審査手続の進捗状況並びにその結果について適切な時機に適切な範囲の説明を行うように努めるものとする。

(部局における調査及び審査手続)

第18条 部局長は、当該部局が管理・運用する計算機資源に関わる違反行為の疑いが生じた場合には、速やかにその内容をCISOに報告しなければならない。

2 CISOは、違反行為に係る調査、審査手続及び処置の決定に関する権限を部局長に委任することができる。この場合において、部局長は、違反行為に係る調査、審査手続及び処置の決定について、第8条から第17条までの規定に準じて行うものとする。

3 部局長は、違反行為に対する処置を決定したときは、遅滞なくその内容をCISOに報告しなければならない。

(守秘義務)

第19条 違反行為に係る調査又は審査手続(前条第2項後段により部局で行う調査及び審査手続を含む。)に関与する者は、職務上知り得た秘密を第三者に漏らし、又は窃用してはならない。

(補則)

第20条 この規則に定めるもののほか、情報倫理基準、調査及び審査手続に関し必要な事項は、CISOが定める。

附 則

この規則は平成14年9月17日から施行する。

   附 則

 この規則は平成17年4月1日から施行する。

   附 則

 この規則は、平成18年3月17日から施行し、この規則による改正後の東京大学情報倫理規則の規定は、平成17年4月1日から適用する。

附 則

この規則は、平成27年3月26日から施行する。

附 則

1 この規則は、平成30年4月1日から施行する。

2 東京大学情報倫理委員会規則(平成18年3月17日東大規則第82号)は、廃止する。

  1. 東京大学情報倫理運用規程

(趣旨)

第1条 この規程は、東京大学情報倫理規則(以下「規則」という。)第6条第3項に基づき、情報倫理に関わるユーザの義務の具体的内容を例示するものとする。

(利用目的の限定)

第2条 規則第2条第1号に定める計算機資源(東京大学が管理・運用する情報ネットワークシステム・コンピュータ、それらに接続された情報関連機器及びそれらにおいて用いられるソフトウェアをいう。)の利用は、教育・研究に関する目的に限られる。

(法令の遵守)

第3条 ユーザは、計算機資源の利用において、法令を遵守しなければならない。

(利用に伴う管理)

第4条 ユーザは、利用資格を与えられた計算機資源及びアカウントを、他者に利用させてはならない。また、ユーザは、パスワード等を盗難・盗用されないように管理しなくてはならない。

(不正利用の禁止)

第5条 ユーザは、計算機資源の利用において、次の各号に掲げる行為をしてはならない。

(1) 他人の信書(メール等)の閲覧

(2) 他人の情報の盗用・改竄(かいざん)

(3) 他人のコンピュータや情報ネットワークに対する攻撃・侵入・運用妨害

(4) ウイルス等の不正プログラム(マルウェア)の作成・流布

(5) 海賊版等の知的財産権・肖像権を侵害する情報の利用

(情報発信・公開の制限)

第6条 ユーザは、計算機資源の利用において、次の各号に掲げる情報を発信又は公開してはならない。

(1)本名以外(匿名・偽名)による情報

(2)知的財産権・肖像権を侵害する情報

(3)差別・誹謗中傷にあたる情報

(4)プライバシーを侵害する情報

(5)わいせつな情報

(6)教育・研究を妨害する情報

(7)他者の業務・作業を妨害する情報

(8)虚偽の情報

(9)守秘義務違反にあたる情報

(10)その他東京大学CISOが不適切と判断する情報

(防護策の徹底)

第7条 ユーザは、計算機資源の利用において、次の各号に掲げる基本的な防護策を実行しなければならない。

(1)ウイルスチェック

(2)セキュリティ関連のソフトウェア更新

(3)暗号化やアクセス制御等による機密情報の保護

(4)その他東京大学CISOが必要であると判断する基本的な防護策

2 ユーザは、計算機資源の利用において、次の各号に掲げる行為をしてはならない。

(1)ファイル・情報の不必要な共有

(2)サービス・ポートの不必要な公開

(3)その他東京大学CISOが不適切であると判断する行為

  1. ソフトウェアの違法なコピー・公開に対する注意

  1. UTokyo Microsoft License

ECCSのマイクロソフト社製品は,UTokyo Microsoft License に基づいて導入されているので,その条件のもとで使用する必要がある.

UTokyo Microsoft License については

   https://www.u-tokyo.ac.jp/adm/dics/ja/mslicense.html

参照のこと.


  1. ECCSに関する広報および窓口

45434353A4CBB4D8A4B9A4EBB9ADCAF3A4AAA4E8A4D3C1EBB8FD_6D61706E65775F312E706E67